デジタル技術に支えられた従業員駆動イノベーションの実践論

サービス現場の従業員は、単に定められた仕事をこなす労働者ではなく、顧客の要求や変動する状況に応じ、現場に必要なサービスを自ら生み出すことで、サービスシステムに新たな変革をもたらすことができます。情報技術を活用した従業員によるサービス現場のイノベーション実践の方法と、その導入ガイドラインについての研究を行っています。

関連文献:研究論文11

関連文献:研究論文13

PoCから普及展開に進めるためのデジタル技術のパッケージ展開論

デジタル技術を活用した新サービスの社会実験(Proof of Concept, PoC)が様々な形で実践されていますが、その成果を普及展開することについては未だ大きな壁が存在します。PoCの実践過程を一般化し、技術と合わせてパッケージ化することで、異なる場においても有効な形で技術を普及展開する方法論を開発しています。

人とデジタル技術が協働するサービスシステムの包括的デザイン方法論

ロボットやIoT、各種データ分析技術を活用した実空間のデジタル化(デジタルツイン)とその応用はサービスシステムのあり方を大きく変えつつありますが、技術的・経済的・社会的な制約もあり、万能なソリューションではありません。デジタル化の利点と限界を理解した上で、変容するニーズや課題に柔軟に対応する、デジタル技術と人間の知恵をハイブリッドさせたサービスシステムのあり方とそのデザイン方法論を開発しています。

関連文献:研究論文15
関連文献:学会発表論文61

技術の社会的影響を考慮したサービスシステムデザイン

デジタル技術はその有益性の反面、プライバシーや人の行動や意思決定への過度な干渉等、その悪影響が懸念されています。AIと倫理に関する各種諸原則が提言されている一方、実際のR&Dや社会実装の具体的な方法論開発も求められています。このようなデジタル技術の倫理・社会的側面を考慮したサービスシステムデザインのあり方を研究しています。